物語の中心となるのは、両親を失った後、人里離れた島で長年暮らしてきたきょうだいのアイラとサンディである。ゲイル・ランキンがアイラ、グラント・オルークがサンディを演じる。
2人は海鳥を狩り、祖先の物語を語り継ぎながら、自分たちの島を「よそ者」から守ってきた。アイラの前には、ジョン・ハナーが演じるフィンマンと呼ばれる海の怪異も現れ、彼女を波打ち際へと誘う。
そこへドーナル・グリーソンが演じる自治体職員ダニエルが訪れる。ダニエルの任務は、島に残る2人を本土へ移住させることだ。法律や行政手続き、インターネット、ヴィーガン食品といった本土の習慣を持ち込むダニエルに対し、きょうだいは強い警戒心を向ける。
外から来た者を拒む島の規則と、自分たちとは異なる相手を理解しようとする気持ちの間で、3人の関係は次第に変化していく。作品は民間伝承と風変わりな笑いを交えながら、孤立、帰属意識、変化を受け入れることの難しさを描いている。