アルゴ探検隊の大冒険/Jason and the Argonauts(1963)
ギリシア神話からのジャン・リードとビヴァリー・クロスの共同シナリオをドン・チャフィが演出した冒険ドラマ。撮影はウィルキー・クーパー、音楽は「バラバ」のマリオ・ナシンベーネ、製作は「シンドバッド 七回目の航海」のチャールズ・H・シニアが担当した。出演者は「荒野を歩け」のトッド・アームストロング、「逢う時はいつも他人」のナンシー・コバック、「エル・シド」のゲイリー・レイモンド、「スージー・ウォンの世界」のローレンス・ナイスミスなど。
アリスト王の子ジェーソン(トッド・アームストロング)は、20年前王位を奪ったペリアス(ダグラス・ウィルマー)を、彼が親の仇とは知らずに激流で救った。そして、幸福をもたらすといわれる黄金の羊の毛皮を求めて旅立つ。その旅には屈強の若者を伴ったが、悪人ペリアスの子アカスタス(ゲイリー・レイモンド)も加わっていた。様々の妨害や妖怪と戦い、それをうち破ってジェーソンは旅を続ける。奇跡も起こった。航海を続けるうち、コルキスの王女メディア(ナンシー・コバック)を救った。コルキスの王はジェーソン一行を歓迎して宴を催すが、アカスタスの奸計で死刑を宣告した。メディアは、愛しはじめていたジェーソンと一行を救い、黄金の羊の毛皮のありかを教えた。それを守る7頭の巨竜をも倒して宝を手にしたものの、コルキスの王の逆鱗にふれ、壮絶な死闘を展開、部下達は惨殺されたが、ジェーソンだけは危うく逃れた。そしてメディアとともに黄金の毛皮を擁し、帰国の途についたのだった。
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