主人公のブリアナ(ブリー、Brianna)はミッドタウンにあるアートスクールに通う高校生。父親のロー(Law)はthe Gardenの伝説的なラッパーで、ブリーがまだ幼い頃にギャングに襲撃され死亡した。母親のジェイ(Jayda)はそのショックから麻薬中毒となったが、現在は更生している。教会で働いていたけれどクビになってしまい現在は求職活動中。
ブリーは幼い頃から叔母のプー(Pooh)に様々なヒップホップを聴かされて育った影響もあり、音楽が大好きでラッパーになることを夢見ている。そんなある日、夢だったラップバトルに出場できることになり、そこで作り上げたラップが大喝采を浴びる。
会場でブリーに目をつけたのが、ローのマネージャーをしていたスプリーム(Supreme)。スプリームは、ラップバトルばかりしていてもメジャーにはなれない、曲を作って自分にマネジメントを任せろとブリーを口説く。
ちょうどその頃、ブリーの通うアートスクールでちょっとした事件が起きる。生徒たちは皆、朝セキュリティチェックを受けて高校の建物に入っていくのだが、セキュリティガードたちはthe Gardenなどからやってくるヒスパニックや黒人の生徒ばかりを狙ってボディチェックしているということが前々から話題になっていた。ある日、ブリーはカバンの検査をされそうになり、それを拒んだことからセキュリティガードに羽交い締めにされてしまう。この黒人差別ともいえる状況に腹を立てた彼女は、そのことや「hood」としてのthe Gardenを歌ったラップを作り、それをスプリームに渡す。