ジョシュア 悪を呼ぶ少年/Joshua
ニューヨークで幸せな生活を送っていた裕福な一家がいつしか9歳の息子の奇怪な行動や不可解な現象に苛まれ、家族が崩壊していくさまを描いたホラー・サスペンス。
舞台は現代アメリカ、ニューヨーク。株式仲買人として成功したブラッドは、妻アビー、息子ジョシュア、そして飼い犬バスターと共に高級マンションで幸せな暮らしをしていました。ある日、一家に待望の女の子リリーが生まれます。両親はもちろん、父方の祖父母もリリーを溺愛しました。ブラッドは幸福に満ちた光景をビデオ撮影しています。1人離れたところでピアノを弾くジョシュアのところへ、アビーの弟ネッドがやって来て連弾します。しかしアビーにうるさいと注意され演奏をやめたジョシュアは突然嘔吐してしまいました。ジョシュアは9歳にしては落ち着いていて、頭脳明晰な子どもでした。家の中でも常にフォーマルな服を着ています。そしてエジプトのミイラに強い関心を持っていました。ある夜、ジョシュアは古いホームビデオをこっそり再生してみます。そこには生後8日目の自分と、育児ノイローゼでヒステリックに叫ぶアビーの姿が映っていました。現在リリーに向けられているような愛情はジョシュアには注がれていなかったのです。
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