舞台は、現在のパリ。権威あるフランス国家警察捜査介入部の幹部だったアントワーヌ・セルダは、フランス国家警察監察総監の処分により、犯罪対策隊への異動を命じられることに。それ以降、カリスマ的なサミ・ベルカイム率いるかつての仲間や部隊に、彼は背を向けるようになる。13ヵ月後、彼の元部隊に所属する2人の隊員が、24時間内に相次いで殺害される事件が発生。さらに3人目が不可解な状況で行方不明となったことで、セルダは独自の捜査に乗り出す。調査を進めるうちに、警察内部の激しい対立が明らかになり、彼は恐ろしい負の連鎖に突き落とされていく。