将来有望な作家の卵カイロ・スウィート(オルテガ)とその教師ジョナサン・ミラー(フリーマン)の複雑な関係に焦点を当てた物語。ふたりの関係が教師と生徒の枠を飛び越え、やがて暗転していく様子がダークな雰囲気で描かれる。
ミラー先生とカイロの出会いからスタート。2人の会話からカイロは本の虫であることがうかがえる。暗い森の中を歩いて登校するカイロに、「怖くないの?」と尋ねるミラー先生。すると、カイロは「あの中で一番怖い存在は私だから」と言って笑わせる。ミステリアスでユーモアもあるカイロ。さらに執筆の才能もあり、それに気づいたミラー先生は、「好きな作家のスタイルで短編を書いてみてほしい」と提案する。
果たしてカイロはどんな物語を書いたのか。ミラー先生は「どうしてこんなものを書いたんだ? 不適切だ」と厳しい表情を見せ、カイロは「先生は『自分の知っていることを書け』と言ったじゃない」と答える。