リディアは親友グラツィア・フォンタナ(リリアーナ・ボットーネ)の弁護を担う。夫への暴力に耐えかねて殺害したとして起訴されたグラツィアが主張するのは、正当防衛だ。その検察側に立つのは、大審院に昇進したばかりのリディアの恋人フルノー(ジャンマルコ・サウリーノ)である。さらに、かつての恋人ヤコポ(エドゥアルド・スカルペッタ)がローマから戻り、注目の裁判を記者として取材する。一方、兄エンリコ(ピエル・ルイジ・パシーノ)は国会議員として、リディアに弁護士資格を回復させる法案を議会で推し進めている。裁判、恋愛、立法という三つの制度的過程が、実は一つの論拠を形成している。個人的なことは政治的なことの比喩ではない。1887年のトリノでは、それらは同じ一票なのだ。