君を愛したひとりの僕へ(2022)
斬新な設定と切ないラブストーリーで、TikTokでの紹介をきっかけに話題を集めた、乙野四方字による小説「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」を2作同時にアニメーション映画化したうちの1作。人々が並行世界を行き来している世界を舞台に、同じ名前を持つ2人の少年がそれぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちる姿を描く。
両親が離婚し父と暮らす小学生・日高暦は、父の職場で佐藤栞という少女と出会う。暦と栞は互いにひかれ合うが、やがて親同士が再婚することに。2人は兄妹にならない運命が約束された並行世界に駆け落ちするが……。
「ムーンライト・シャドウ」の宮沢氷魚が、本作の主人公・日高暦と「僕が愛したすべての君へ」の主人公・高崎暦の声を1人2役で演じる。「朝が来る」の蒔田彩珠がヒロイン・栞の声を担当。アニメ「のだめカンタービレ」のカサヰケンイチが監督を務め、「名探偵コナン」シリーズのトムス・エンタテインメントがアニメーション制作を手がけた