『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督、『ブルーサンダー』のロイ・シャイダー主演による、自由を求めて集まった男4人が道なき道をニトログリセリンを運ぶさまを描く、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の映画史に残る同名傑作「恐怖の報酬」のリメイク。
 ポルベニールから300キロほど離れた山の上の油田で突然、爆発事故が起こった。炎は見るまに広がって、石油の貯蔵タンクが次から次へと爆発してゆく。石油会社の支配人コーレットは、この炎は爆薬を運び込んで消火するしか手はないと決断。しかし、倉庫に保管してあった40ケースのダイナマイトは既に反政府ゲリラに盗み出されており、残っているのは僅かのショックでも爆発を起こすニトログリセリンしかない。彼は、この小屋からニトログリセリンをトラックに積み込み、ジャングルを横切りデコボコの山道を登って300キロ離れた山の上まで運ぶという、危険な任務を引き受ける志願者たちを募った。そして報酬を目当てに集まった志願者の中から、ドミンゲス、カッセム、セラーノ、マルケスら4人の男たちが選出され、彼らはこの命がけの旅に出発するが