映画ドラえもん のび太の絵世界物語(2025)

13世紀、湖の中央にある小島の石造りの城で、宮廷画家の息子マイロは幼なじみで王女であるクレアをモデルに肖像画を描いていた。ある日、退屈したクレアは城を抜け出し、城下町のはずれにある迷いの森に入ると、突然ブラックホールのような時空間に吸い込まれてしまう。
現代、のび太たちはひみつ道具「はいりこみライト」で絵の世界に入り、課題の絵の参考にしようとしていた。結局のび太は絵を描くことを諦め、何気なく消しゴムを天井に放り投げたところ、消しゴムは突然開いた天井の穴に消え、代わりに絵画が降ってきた。その絵にはホログラムのように色が変化するコウモリが描かれており、不思議に思ったドラえもんとのび太は絵の中の女の子に会うため、「はいりこみライト」で絵の世界に入る。
しかし、絵に描かれていた少女クレアがたまたま「はいりこみライト」の出口から現代ののび太の部屋に迷い込んでしまう。折しもテレビニュースでは湖の絵画が取り上げられており、絵の具として使われている青色が現代では再現できない特別な色であり、その色を出せる石が見つかれば、ダイヤモンド以上の価値があると報じられていた。