ニコール・ジョリーは町の病院で看護師として働く。いつものように一日を始めるが、山火事が瞬く間に町を飲み込み、想像を絶する危機に直面する。患者を守るという使命と、夫ニック(コリン・モス)と子供たちを捜したいという切実な思いの間で揺れるニコールは、自身の中に揺るぎない強さを見出す。そして、迫りくる炎から家族だけでなく、数え切れないほどの住民を救うのだ。この映画は、不屈の精神を持つ人間と、悲劇に直面しながらも立ち上がる無名の英雄たちへの賛辞である。