裏窓/Rear Window(1954)
「ダイヤルMを廻せ!」のアルフレッド・ヒッチコック監督が、コーネル・ウールリッチの原作を技巧の極みを尽くして映画化した傑作サスペンス。退屈しのぎに向かいのアパートを覗き見したカメラマンが、偶然殺人事件を目撃したことをきっかけに事件に巻き込まれていく。
カメラマンのジェフは足を骨折し、ニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジのアパートで療養中。身動きの取れない彼にとって退屈しのぎの楽しみは、窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちを眺める事だけ。だが、その中で、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻の姿が見えなくなった事に気づいた。セールスマンの様子を窺う内に、ジェフはその男が女房を殺したのではないかと推測、恋人のリザと看護人ステラの協力を得て調査を始めるのだが
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