特殊部隊の元兵士サラ (ジャンヌ・グルソー) がフランクフルトのアメリカ領事館を訪れた際、彼女の幼い息子がこつ然と姿を消す。さらに奇妙なことに、建物内に彼がいたことさえ誰も記憶してそうにない。領事館の中ではドイツ当局に司法権はなく、追い出されてしまえば二度と息子に会うことが叶わないかもしれないと悟ったサラは、領事館の奥深くへと潜入し、自らの身に危険な陰謀が迫り来ることに気づかぬまま、必死で息子を探していく。