女優志望のヴィットリアは高名な演出家フェデリコ・ポッリーニの舞台「ロミオとジュリエット」のジュリエット役のオーディションで素晴らしい演技を披露するものの、過去の過ちが原因で役を得ることが出来なかった。
ポッリーニはこの舞台を彼のキャリアを締めくくるものにふさわしく、自分の名声を決定的なものにしなくてはならないと考えていた。ヴィットリアは諦めきれずメイクアップ・アーティストの友人の助けを借り、付け鼻にカツラをつけロミオ役のオーディションに再挑戦する。すると彼女はロミオ役に受かってしまう。
ジュリエット役はTikTokerで有名サッカー選手と交際中のジェンマがキャスティングされた。ロミオ役を節夫ぶしていたヴィットリアの恋人ロッコはマキューシオ役を得て共演することになるが、彼女は彼に真実を伝えることができずにいた。
舞台の外でもオットーを演じ続けなければならないヴィットリアは真実を隠し通し、皆の思惑通り舞台は成功するのか。