舞台は、ブラック・シーに浮かぶ小さな孤島北部の村。この自然地帯は、熊や狼に加え、さらに恐ろしい生物が潜む危険な場所なのだという。村の少年少女たちは、両親の希望によってサバイバル・プログラムに参加させられており、主人公のユリもこれを通じて、“オチ”と呼ばれる恐ろしい生物に対峙することになるようだ。
しかし、少女ユリが出会ったのは、小さなオチの子ども。『グレムリン』や「マンダロリアン」グローグーを思わせるような愛らしい生き物だ。少女はこの生き物を家族の元に戻すため秘密の旅に出るのだが、村の大人はオチに誘拐されたと誤解し、救助隊を派遣する。少女は追っ手から逃れながら、オチと種族を超えた絆を深めていく……